いいことさがそ 〜小児がんママと応援隊のコミュニティー〜

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【おすすめ】本:"いのち"あることをありがたく感じる「今、伝えたい『いのちの言葉』」そして、いいことさがその由来とは…


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長いことお伝えしたかった本をご紹介します。

 

聖路加国際病院副院長(当時)小児科医の細谷亮太先生の2009年初版「今、伝えたい『いのちの言葉』です。

 

細谷先生は俳人でもいらっしゃることから、とても温かみのある、やさしい言葉で綴られます。

 

たくさんご執筆なさっていますが、今日はそのうちのひとつです。

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どこの部分をご紹介すべきか迷いました。随所にとても心に残る言葉が多いので大変迷ったのですが、まずは以下に目次を記します。

 

はじめに 四歳で死ぬのも九十五歳で死ぬのも、そのいのちの輝きに変わりはない

第一章 自分のことを大切だと思えますか?

第二章 苦しんでいる人にどんな声をかけますか?

第三章 目に見えない大切なものに気づいていますか?

第四章 夢や希望はありますか?

第五章 一生懸命に今を生きていますか?

おわりに 死ぬことを通じて、生きる意味を教えてくれた二百人の子どもたち

 

細谷先生は、多くの小児がんのお子さんやご家族と向き合っていらっしゃいました。そして、悔しくも多くの子どもたちの”いのち”の終わりを、見守っていらっしゃったのだと思います。

 

だからこその深い深いメッセージが、この本の中にはあります。

 

 

今日はその一説をご紹介します。なぜこの章なのかというと、このブログのタイトルとも関係があるからです。

 

「難病の患者さんは、病気という一つの人生を生きていくわけですから、そこにはもちろん悲しみやつらさが満ちていると思います。でも、その中にささやかな楽しみや人の思いやり、感動などを見つけて、一日一日、そのときそのときを組み立てていくのです。(中略)あまりうれしくないことの中にも、ちょっとした楽しいことのかけらみたいなものが潜んでいることがあります。(本文:第四章 夢や希望はありますか?より)」

 

そして、細谷先生はエレノア・ポーター(1968~1920)というアメリカの作家の「少女パレアナ」について紹介なさっています。

 

まさに、この「少女パレアナ」のお話こそが、私のブログ&コミュニティーの原点。「いいことさがそ」の由来であります。

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2008.08.15 Friday

「いいことさがそ」の由来は世界名作劇場の「愛少女ポリアンナ物語からきています。とても不幸な状況の中でも、「よかったさがし」をして明るく前向きに生きていくポリアンナのお話が私は大好きでした。


小学生の頃は、日常の中で母とともに「よかったさがし」をしていました。


物事にはいろんな角度からの、いろんな見方があって辛く、苦しい出来事も、違う角度からみたら何か小さくても「いいこと」が見えてくるのではないか?


つい、暗く落ち込みがちな毎日でも、そうやって考え方を変えていきたいなという思いからこのタイトルをつけました。

 

…その時はまさか、こんなにも厳しい運命が私たち家族にふりかかるとは少しも思っていませんでしたが…

 

 

病気になっていいことなどあるはずがなく、病気になんてならなかったらよかったのに…とはやっぱり思ってしまいます。でも、わが子の病気を通して、私は人生の学びを得たと日々痛感しています。わが子から学んだことはたくさんあります。

 

人はきっと、どんな困難の中にいても、上手に道を見つけ出して行けるものなのだと思います。私はこれからもわが子とともに「いいことさがし」をしていきます。

 

 

 

 

 

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♪ 今日もお読みいただき、ありがとうございました ♪

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