笑顔生活「遠慮なくたずねること」
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小児がん親子の笑顔生活。800日でやったこと!!
NO.4 遠慮なくたずねること
━━━━━━━━━━━ 2013/05/30 記━◆◇◆◇◆━
■なぜ?■
分からないまま進まず、自らも意思決定していけるようになるため
■どんな時?■
いつでも、どこでも、どんなときでも。誰にでも。
■重要ポイント■
他人のせいにしなくなる。自分が理解することが、一番の安心につながります。(納得するまでには時間を要します。まずは、理解することから)
■気を付けること■
病気を医師のせいにしたり、原因追究の段階にある人はまだ理解しようとする心の準備が整っていないかもしれません。その気持ちは避けられません。誰にでもあることです。しかし、いざ治療をはじめて、立ち向かうときには医師もナースもすべての人がともに立ち向かってくれる強力な支援者です。大丈夫。きっと答えてくれます。
また、はじめはちんぷんかんぷんです。でも、聞いても理解できない時に、何度も聞くような気持ちが整っていない場合は、言葉の一部分だけを抜き取って解釈しがちなので要注意です。私たちはクレームをいうのではありません。どうしたらわが子の命を助けられるかを、ともに考えていくのだということを忘れなければ伝わるはずです。
■副作用■
医師やナースも同じ人。心通わせられる日が必ずくるはずです。
(ただし、気が合う・合わないは仕方がないですね)
ちなみに、医師も以下のようなことに悩んでいるようですよ。
病状説明に自信が持てない理由(複数回答、回答者数908人)
U35ドクター&医学生限定サイトCadetto.jp より 「病状説明 自信ありますか?」2011/11/21
■メッセージ■
入院当初は、どこの国にきたのかと思うほど医学用語が分からず、精神的にも混乱している中、話は一つも理解できないし、言葉はどれひとつとして入っていかないし、何度きいてもよく分からないといったことはそれだけで不安が助長されます。
ましてや、どのナースとも、どのドクターとも関係性ができていない中で、質問するというのは至難の業。
しかし、臆することはありません。医学用語が分からなかったら、かみ砕いて説明するのもドクターのお仕事のはず。遠慮せずに聞いていきましょう。
ドクターに時間がないのは世の常。
いきなりえらい先生に聞きにくかったら、その下の先生
(えらいとか下とか不適切かもしれませんが、保護者が最初に認識できるのはその程度です)
や、ちょっとした用語ならナースが噛み砕いて説明してくださいます。私は、真夜中にナースにこっそり聞いたのがきっかけでした。笑顔でとってもやさしく、分かりやすく教えてくださいました。あの日のことは忘れません。
(ちなみに「寛解」が分かりませんでした。)
研修医の先生にとっては保護者がどんなことが理解できていなくてどんなことが知りたいかを知るチャンス!
えらい先生の見解をお聞きしたいところですが、ここは、研修医の先生に間に入ってもらってえらい先生の見解を聞いてきてもらいましょう。
(もちろん、伝言ゲームにならないように、じっくりしっかり聞いてみてください。)
若い先生方ほど、子どもたちに近く、一番心に寄り添ってくれる可能性の高い先生方です。
(今、小児がんの権威であられる先生のほとんどが、入局当時は病棟の患者さんのところにいることこそがお仕事だったようですよ♪)
そして、一度聞いて分からなかったらメモをしてまとめておく。どう分からなかったのかを伝えられるようにしておきましょう。そのノートはお子さんにとっても財産となるはずです。
さらに、重要な決断の際には、時間をとってもらえるようお願いすることも大切。本来、ドクターから時間調整してほしいところです。病院によってはきちんと流ができているところもあるでしょうけれど、そうでない場合は、遠慮なくこちらから要望をだしていきましょう。
別室にて説明をきちんと聞くことは、治療に向けて親の心も固まるというものです。大切にして、必ず作ってもらえるようこちらから働きかけていきましょう。
大丈夫。
分からないまま進んであとで「なぜ?」と問われるより医師だって、きちんと理解してもらったほうがいいと思っていらっしゃるはずですし、それは保護者にとっての当然の権利でもあると思います。※これをインフォームド・コンセントといいます。
何も分からなくて当然。今や当たり前のように使っている言葉でさえ最初は分からなかったのですから…。というか、最近ではすっかり忘れかけていますが…。
※ブログやFBノートに記載しているものを追記し、再掲しています。2013/05/30記
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- 2014/05/05 23:59 |
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